ファクタリングを利用する場合、まずはファクタリング会社による審査が行われます。
その審査に通らなければ、ファクタリングを利用する事はできません。
なぜ審査に通らないのか、よくある理由について解説していきます。
売掛先の信用度が低い
ファクタリングの審査に通らない理由で多いのは、売掛先の信用度の低さです。
売掛先の経営状況が芳しくなく、破産寸前だったら、審査には通れません。
破産してしまうと、ファクタリング会社が損をするからです。
また売掛先が個人事業主だった場合も、審査に通らない確率は高くなります。
法人ではなく個人という事だけで、売掛金を回収できないリスクが高いとみなされてしまいます。
法人でも、個人事業に近いくらいの規模だったら、同じように審査に落ちてしまうでしょう。
利用者側に問題がある
ファクタリングの審査を受ける前に、利用者とファクタリング会社で何度かやり取りをする事があります。
そのやり取りで、利用者側に何か問題があると判断されたら、審査に落ちてしまいます。
言葉遣いが悪かったり、メールの返信が遅すぎるなどが、よく問題視されるポイントです。
またファクタリング会社から事業内容や売掛先との関係などについて、色々聞かれるでしょう。
その質問にちゃんと答えなくても、何か後ろめたい問題があると受け取られてしまいます。
不良債権譲渡や二重譲渡になっている
ファクタリングでは、後で売掛金になる売掛債権だけを売却する事ができます。
なのに不良債権を売却しようとしたら、当然審査には通りません。
また他のファクタリング会社に売却した売掛債権を改めて売ろうとした時も、審査には落ちます。
二重譲渡という違法行為なので、落ちるのは当たり前のことです。
手元にある不良債権をなんとか売ろうとしたり、売掛債権でより多くの資金を得ようとする人がいるかもしれません。
けれどまともなファクタリング会社だと、審査で落とします。
まとめ：審査に通らないのはよくある事
ファクタリング会社も色々なトラブルに巻き込まれないよう、なるべくリスクは避けようとします。
なので審査に通らないという事はよくあります。
解説してきた理由に当てはまっているのであれば、審査に通らない可能性は考えておきましょう。